「スーツと着物―日本のモダン・ファッション再考」
日時:2015年7月11日(土)14:00-17:00
会場:京都女子大学 B校舎517
www.kyoto-wu.ac.jp/access/index.html
主催:デザイン史学研究会、京都女子大学家政学部
参加費:入場無料、予約不要
日本で西洋式の衣服、いわゆる「洋服」の着用が始まるのは、文明開化の名のもと欧米諸国の文化が積極的に取り入れられた明治期のことでした。そのため、日本の衣服の近代化は、しばしば「西洋化」の言葉と共に説明されてきました。しかし、日本には長い歴史の中で育まれてきた「着物」という伝統服もあり、実際には、その着物と洋服の拮抗が日本のファッションの近代化を推し進めたと考えられます。本シンポジウムでは、スーツと着物を主題に、二人の研究者を迎え、日本における衣服の近代化について改めて問い直してみたいと思います。
プログラム:
13:30 受付
14:00 開会あいさつ
14:05 第1部
研究報告
1. ベルトラム・ラース(埼玉大学)
「日本の近代化における背広の役割―“日本の近代化を加速させた異物”から“サラリーマンの象徴”への変貌」
2. 三橋順子(明治大学)
「和装のモダンガールはいなかったのか?―モダン・ファッションとしての銘仙」
3. 成實弘至(京都女子大学)
「洋服とは何か?―西洋と非西洋の境界線を越えて」
16 :00 第2部
パネルディスカッション
パネリスト:ベルトラム・ラース、三橋順子、成実弘至、百々徹(京都造形芸術大学)
司会:朝倉三枝(神戸大学)
17:00 閉会