「現代の都市生活とデザイン」
Japanese Urban Everyday Life & Design
日 時:2014年7月19日(土)14:00-17:00
会 場:青山学院大学 アスタジオホール
http://ticket-search.pia.jp/pia/venue/venue_access_map.do?venueCd=AYGS
主 催:青山学院大学総合文化政策学部、デザイン史学研究会
参加費:入場無料、予約不要
21世紀の初頭に、消費社会とメディア環境が進展した経済的な成熟の中で、日本の未来像や成長の行方が見えなくなっている、と多くの論者が語っていました。しかしそのさなかに起きた東北大震災と、それに伴う「想定外」の現実を経験して、我々は経済的な豊かさや成長の仮構性、文化や技術の進歩のもろさに覚醒しました。3年たって大都市の生活は平常に戻ったかに見えますが、その底には言葉にならない不安と疑念が残り、以前のように目に見える豊かさを信じることに戸惑いを感じる人は少なくありません。
そんな現象の理解と価値観の転換期において、都市生活の豊かさとは何か、日常の感性やデザインは社会とどうかかわり、どのような独自性を持ちうるのかを再検証します。特に今回は、90年前の関東大震災後に消費社会が進展し生活や都市が変容するさまを検証した今和次郎のモデルノロジオを手掛かりに、第一部では3人の話者がそれぞれの視点から語ります。そして第二部ではその講演をもとにして、会場の参加者との対談をおこないます。
第1部 研究報告
パネラー①成實弘至(京都女子大学家政学部教授)
「スローファッションという可能性」
パネラー②黒石いずみ(青山学院大学総合文化政策学部教授)
「いごこちのデザイン」
パネラー③真壁智治(プロジェクトプランナー)
「かわいい論」
第2部 パネルディスカッション
モデュレータ:黒石いずみ