近代社会において、メディアはめまぐるしく発展してきましたが、そうしたメディアと人間のあいだをまさに物理的に「媒介」してきたのは、デザイン活動です。
デザイン史学研究会はこれまで、ジェンダーやミュージアム、デザインの歴史性、社会性といったさまざまな角度から、広く社会とデザインを論じる場を設けてきました。本シンポジウムでは、「メディア」に焦点をあて、メディアとしてのデザイン、あるいはメディアのためのデザインの働きについて、20 世紀から今日までを射程にいれて考察します。
日 時: 2008 年7月12日(土) 14:00 ~17:00
会 場: 津田ホール会議室T101・102
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
tsudahall.com/THHP2/mainindex.htm
参加費 一般1,000円、学生500円(研究会会員は無料)
プログラム
13:30 受 付
14:00 羽原肅郎 氏(デザイン評論家)
「タイポグラフィにおける可読性と品位について」
14:30 宮崎紀郎 氏(千葉大学グランドフェロー)
「メディアデザインがつくるもの─『ライフ』の写真をたどって」
15:00 原田 泰 氏(千葉工業大学准教授)
「ディスプレー表示を前提としたビジュアルデザインの手法」
15:30 森山朋絵 氏(東京都現代美術館学芸員・東京大学特任准教授)
「メディアアートの最前線」
16:00 パネルディスカッション
17:00 閉 会