第9回 シンポジウム

sympo9モホイ=ナジ再考─芸術の領域を越えて─
(京都国立近代美術館主催国際シンポジウムを後援します)

20世紀美術に「新しい視覚(ニュー・ヴィジョン)」をもたらしたハンガリー出身の芸術家、モホイ=ナジ・ラースロー(1895-1946)の全体像を紹介した日本で最初の展覧会「モホイ=ナジ / イン・モーション 視覚の実験室」の開催にあわせて国際シンポジウムを開催します。絵画、写真、彫刻、グラフィック・デザイン、映画、舞台美術、出版など多岐にわたるモホイ=ナジの活動は、20世紀美術が直面したさまざまな重要な課題を提示しています。本シンポジウムでは、モホイ=ナジの創作活動と思索の全容を解明するために、モホイ=ナジ研究の基礎を築いた専門家をはじめ、近現代美術史や写真、デザイン、映像などの研究者が集まり、それぞれの立場からモホイ=ナジ芸術の歴史的・今日的意義を検証します。

日 時:2011年7月23日(土)13:00~17:00
会 場:京都国立近代美術館1階講堂
参加費:聴講無料、当日開始時間の1時間前より受付にて整理券を配布します。通訳付き
* 会員のみなさまには、シンポジウム当日に限り、展覧会の招待券を配布しております。午前10時半~11時、エントランスに運営委員がお待ちしております。

プログラム:
13:00~13:10 イントロダクション     
第1部:基調講演
13:10-13:40 「画家モホイ=ナジの誕生」
 パシュート・クリスティナ(エドヴェシュ・ローランド大学名誉教授)
13:45-14:15 「モホイ=ナジと生命中心主義」
 オリバー・ボーター(メニトバ大学准教授)
14:20-14:30 休憩

第2部:報告+全体討議
14:30-14:50 「モホイ=ナジと中欧のアヴァンギャルド芸術」
 井口壽乃(埼玉大学教授)
14:50-15:10 「モホイ=ナジと戦前の日本」
 森下明彦(メディア・アーティスト)    
15:10-16:10 全体討議
16:10-16:20 休憩
16:20-16:45 全体からの質疑応答
16:45-17:00 まとめ

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