神奈川大学人文学研究所主催シンポジウム「アートが誘引する破壊、そしてアートの名の下の破壊」開催

DHWJが後援に入った神奈川大学人文学研究所主催シンポジウムが、11月18日(月)16時から神奈川大学で開催されます。
ご興味がありましたら是非ご参加ください。
ポスター
●神奈川大学人文学研究所「観光と美術」共同研究グループシンポジウム
「アートが誘引する破壊、そしてアートの名の下の破壊 」

日時:2024年11月18日(月)16:00-17:55(15:30開場)
場所:神奈川大学みなとみらいキャンパス4階米田吉盛記念講堂
参加費:無料
参加方法:事前申込制(11月8日締切)ポスターQRコードまたは神奈川大学人文学研究所HPから
human.kanagawa-u.ac.jp/kenkyu/symposium/index.html

現在、アクティヴィストと呼ばれる活動家による美術品の破壊行為が頻繁に行われて
いる。歴史を紐解けば過去にも様々な美術品への破壊行為が行われてきたが、その破
壊行為には政治的背景があることは少なくない。美術館で頻発している環境活動家に
よる抗議行動はその一例である。しかし、アーティストが自分の創作活動のために美
術品を破壊する、という単に注目を集める手段として行われるケースも多い。美術品
への破壊行為が続くと、美術館のセキュリティーは厳しくなり、美術館を訪れる美術
ファンや観光客にとっては好ましくない状況となる。本シンポジウムでは、まず観光
学的視点から問題提起を行い、内外のアートへの破壊行為について、その時代背景や
観光への影響をアートの視点と国際政治学の視点から論点を整理し、パネルディス
カッションを行ったうえで、フロアも巻き込んで自由に討議し、アートと破壊行為の
本質について考える。

シンポジウム「過去・現在・未来 −デザイン・アーカイヴのあり方を探る−」

●2024年デザイン史学研究会シンポジウム開催のお知らせ
シンポジウムポスター
デザイン史学研究会の皆様

今年度のデザイン史学研究会主催のシンポジウムについてお知らせいたします。
ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。

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デザイン史学研究会 第16回シンポジウム
過去・現在・未来 −デザイン・アーカイヴのあり方を探る−−

 いつからか「アーカイヴ」という言葉を日常的に耳にするようになりました。日常的に
は記録や保存と同義に使用されるこの言葉の語源をたどると、この言葉には常に「公共性
」の意がともなうようです。誰もが自由にアクセス可能であることが、アーカイヴのある
べき姿であると言えそうです。この視点からみると、アーカイヴを世にひらく役目、アー
キヴィストの存在の重要性が再確認されます。彼らの仕事は、時間とともに無限に積み重
なる痕跡=資料体と向き合って、開かれた「アーカイヴ」に変えることだと言えます。
 デザイン史学研究会第16回シンポジウムではそんな「アーキヴィストの仕事」や「デザ
インのコレクション」に焦点を当てます。私たちの日常を取り巻くさまざまな領域のデザ
インが、これまでどのように収集され、またアーカイヴ化されてきたか、今後どのように
展開されていくことが望まれるのか、異なる視点から3名のパネリストとともに考えを深めます。

○ 開催日時・場所
2024年6月30日(日)10:30-12:00
埼玉県立近代美術館 講堂 
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9丁目30−1 JR北浦和駅2分

○ 登壇者
パネリスト  * 敬称略
開会 10:30
第1部 10:40ー11:10
・新倉慎右(慶應義塾大学アート・センター 所員/学芸員)
・ 面矢慎介(滋賀県立大学名誉教授・道具学会副会長)
・ 井口壽乃(埼玉大学名誉教授・日本デザイン学会副会長)
第2部 ディスカッション 11:20ー11:50
モジュレーター 角田 かるあ(慶応義塾大学大学院 )
閉会 12:00

お申込みはこちら
forms.gle/CDYkaWFhHXHt7Jzi6

シンポジウム「デザインミュージアムのヴィジョン」


2022年、デザイナー三宅一生の国立デザインミュージアム設立宣言から 10 年を経て、あらためてデザインミュージアムの現在と未来の可能性を考えます。近年、人びとの生活にかかわるデザイン、工芸、プロダクトなどをテーマとする展覧会が増えていますが、日本にはいまだ国立のデザインミュージアムは存在しません。デザインをミュージアムの領域にいかに組み込んでいくのかという課題、そして日本でのデザインミュージアムのあり方についての議論をさらに推し進めるべき時期にあると考えます。
 本シンポジウムは、そうした議論を広げる場として、研究者、キュレーター、デザイン関係者によるトークとパネルディスカッションを行います。

日時:7月9日(土) 13:30 -17:00
   ※要申込(お申し込み期限:7月3日(日)参加費無料)
申し込みフォーム: forms.gle/WLHyoyTuF1JHx1YQ9
会員以外の方もこちらからお申し込みいただけます。
※参加をお申し込みいただいた方への案内メールが、迷惑メールフォルダに分類されるケースがあるようです。恐れ入りますが、案内メールが未着の場合は、迷惑メールフォルダもご確認いただけますと幸いです。ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。
    
場所:神奈川大学 みなとみらいキャンパス 4F 米田吉盛記念講堂(オンライン同時配信)
   ※新型コロナ感染症の拡大状況によってはオンライン開催のみとなる可能性があります

お問い合わせdesignmuseum.symposium22@gmail.com

シンポジウム「くらしを研究する-衣食住のデザイン学、その方法論」(オンライン開催)

symposium2021
共催:お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所・デザイン史学研究会
後援:お茶の水女子大学生活科学部生活文化学講座・津田塾大学言語文化研究所「 都市・女性・モダニティ」研究会

日時:2021年12月11日(土)13:00-16:30
場所:オンライン開催
お申し込み:下記フォームよりお願いいたします。(12/5 締切 参加費無料)
forms.gle/K5JTdAe7VMgmHdux9
問い合わせkurashi.symposium21@gmail.com 
*お申込みいただいた方には、申込締め切り後にシンポジウム参加用URLをお送り致します。

プログラム
13:00-13:10 開催趣旨 門田園子 (お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所)
13:10-13:40 基調講演 神野由紀 (関東学院大学)
 「日常生活のデザイン文化史研究- 室内空間と趣味の問題を例に」

第一部: 司会  菅靖子 (津田塾大学)
13:40-14:00 角山朋子 (神奈川大学)
「『世紀末ウィーン』後を追って」
14:00-14:20 後藤礼圭 (津田塾大学)
「越境する袖:アール・デコ期イギリスのファッション再考」

第二部: 司会  鈴木禎宏 (お茶の水女子大学)
14:30-14:50
遠藤佳奈子 (お茶の水女子大学)
「明治2-30 年代家事教科書における「季節」概念について」
14:50-15:10
佐々木朋子 [ お茶の水女子大学]
「くらしのなかの化粧 – 大正・昭和初期の婦人雑誌に着目して」

15:20-16:10 パネル・ディスカッション

第15回シンポジウム

第15回シンポジウム

「オリンピックとデザイン」
主催:デザイン史学研究会
後援:津田塾大学言語文化研究所菅プロジェクト
日時:2018年7月14日(土) 13:00‐17:00
会場:津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス SA302
 
 
 
交通アクセス:
津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
JR総武線・中央線「千駄ヶ谷駅」下車、徒歩約1分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場駅」下車、A4出口より徒歩約1分
 
 

第一部 13:00‐13:50

あいさつ・趣旨説明
井口壽乃(デザイン史学研究会会長・埼玉大学副学長)

基調講演
「英国を映し出すデザイン:二つのロンドン・オリンピック
―1948年の“質素な大会”と2102年の“ビッグ・ソサエティ”の大会」
ジョナサン・ウッダム(ブライトン大学名誉教授)
 
 

第二部 14:00‐15:30

パネル発表
「オリンピック組織委員会における勝見勝」
西村美香(明星大学教授)

「東京オリンピックとエンブレム」
木田拓也(武蔵野美術大学教授)

「1964年東京オリンピックのタイポグラフィ」
山本政幸(岐阜大学准教授)

「東京オリンピックと国際ピクトグラム運動」
伊原久裕(九州大学教授)

「祭の後始末:東京オリンピックとモントリオール万博の
会場設計」
辻泰岳(慶應義塾大学特任助教)

「1964/2020 オリンピックのデザインの比較」
暮沢剛巳(東京工科大学教授)
 
 

第三部 15:40‐17:00

ディスカッション
ディスカッサント:井口壽乃
 
 
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第14回シンポジウム

DHWJシンポジウム2016「ニッポン・プロダクト再考」
 

日時:2016年7月9日(土)14:00-17:00
会場:神戸大学大学院国際文化学研究科(鶴甲第1キャンパス) 大会議室(E棟4階) 
主催:デザイン史学研究会、神戸大学大学院国際文化学研究科
参加費:入場無料、予約不要
 
 
近年では、“クール・ジャパン”の言葉と共に、アニメや漫画、ファッション、和食など、さまざまなものが海外に紹介され、大きな注目を集めています。ですが、そうした日本に注がれた眼差しというものは、内側からはなかなか見えづらいものです。海外から見た日本とは一体、どのようなものなのでしょうか。デザイン史学研究会第14回シンポジウムは、海外に影響を与えた日本の製品をテーマに、19世紀末から現代に至るまで、日本の文化が海外でどのように受容され、世界中のアーティストやデザイナーに影響を与えてきたのか、ファッションやインテリアなど幅広い視点から検討してみたいと思います。

プログラム:
13:30 受付
14:00 開会あいさつ
14:05 第1部 研究報告
1. 生田ゆき(三重県立美術館学芸員)
「型紙からKATAGAMIへ 触媒としての伝統工芸」
2. 川上比奈子(摂南大学理工学部教授)
「漆芸家、菅原精造がアイリーン・グレイの家具・インテリア・建築に及ぼした影響」
3. 小野原教子(兵庫県立大学経営学部准教授)
「現代イギリスファッションにおけるキモノ文化受容について」

16 :00 第2部 
パネルディスカッション
パネラーによる討論(1時間程度)
司会:朝倉三枝(神戸大学)
17:00 閉会

 
会場へのアクセス
www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/turukabuto-dai1.html
会場のE棟は、上のリンク先、「ローカルマップ」で㉓の建物(E棟)になります。

電車の最寄駅はJR「六甲道」か、阪急「六甲」、阪神「御影」です。
その後、神戸市バス16番か106番の「六甲ケーブル下行き」に乗っていただき、
「神戸大学国際文化学部前」で下車してください。
(キャンパスによってバスが違うので、乗るバスの番号に注意してください)
大体10分くらいで大学に着きます。
なお、最寄り駅から大学までは阪急「六甲」が一番、大学に近いです。

バス停を降りますと、国際文化学部の校舎が道の反対側にあるため、
歩道橋を渡っていただきます。
バス停から歩道橋を渡って反対側に着きますと、レンガ造りの大きな階段が見えますが、
その階段は使わず、もう少し前身していだくと、学食が見えます。
その学食の入り口のところに、エレベーターがあるので、
それに乗っていただき、4階までお越しください。
その先は、サインを出しておきますので、それに従って会場までお越しください。

チラシPDF

第13回シンポジウム

DHWJシンポジウム2015「スーツと着物―日本のモダン・ファッション再考」
 
日時:2015年7月11日(土)14:00-17:00
会場:京都女子大学 B校舎517 
   www.kyoto-wu.ac.jp/access/index.html
主催:デザイン史学研究会、京都女子大学家政学部
参加費:入場無料、予約不要
 
 
日本で西洋式の衣服、いわゆる「洋服」の着用が始まるのは、文明開化の名のもと欧米諸国の文化が積極的に取り入れられた明治期のことでした。そのため、日本の衣服の近代化は、しばしば「西洋化」の言葉と共に説明されてきました。しかし、日本には長い歴史の中で育まれてきた「着物」という伝統服もあり、実際には、その着物と洋服の拮抗が日本のファッションの近代化を推し進めたと考えられます。本シンポジウムでは、スーツと着物を主題に、二人の研究者を迎え、日本における衣服の近代化について改めて問い直してみたいと思います。

プログラム:
13:30 受付
14:00 開会あいさつ
14:05 第1部 
研究報告
1. ベルトラム・ラース(埼玉大学)
「日本の近代化における背広の役割―“日本の近代化を加速させた異物”から“サラリーマンの象徴”への変貌」
2. 三橋順子(明治大学)
「和装のモダンガールはいなかったのか?―モダン・ファッションとしての銘仙」
3. 成實弘至(京都女子大学)
「洋服とは何か?―西洋と非西洋の境界線を越えて」

16 :00 第2部 
パネルディスカッション
パネリスト:ベルトラム・ラース、三橋順子、成実弘至、百々徹(京都造形芸術大学)
司会:朝倉三枝(神戸大学)
17:00 閉会

「デザイン資源の現状と課題」シンポジウム

デザイン資源研究グループ / デザイン史学研究会共催
「デザイン資源の現状と課題」シンポジウム
科学研究費基盤B研究課題「視覚文化におけるデザイン資源の総合的分析:デザイン学研究方法論の構築をめざして」(代表:井口壽乃)

時間:14:00〜18:00
会場:東京国立近代美術館 地下講堂
参加自由

パネラー
1.Professor Catherine Moriarty 
(Curatorial Director, University of Brighton Design Archives)
「ICOGRADAアーカイブについて」

2.本庄美千代(武蔵野美術大学 美術館図書館)
「武蔵野美術大学のデザイン・アーカイブ」

3.木戸英行(DNP文化振興財団)
「田中一光アーカイヴ」

4.児玉幸子(電気通信大学)
「デザイン表現の知的財産権をめぐる問題」

第12回 シンポジウム

DHWJシンポジウム2014「現代の都市生活とデザイン」
Japanese Urban Everyday Life & Design

日 時:2014年7月19日(土)14:00-17:00
会 場:青山学院大学 アスタジオホール
    http://ticket-search.pia.jp/pia/venue/venue_access_map.do?venueCd=AYGS
主 催:青山学院大学総合文化政策学部、デザイン史学研究会
参加費:入場無料、予約不要

21世紀の初頭に、消費社会とメディア環境が進展した経済的な成熟の中で、日本の未来像や成長の行方が見えなくなっている、と多くの論者が語っていました。しかしそのさなかに起きた東北大震災と、それに伴う「想定外」の現実を経験して、我々は経済的な豊かさや成長の仮構性、文化や技術の進歩のもろさに覚醒しました。3年たって大都市の生活は平常に戻ったかに見えますが、その底には言葉にならない不安と疑念が残り、以前のように目に見える豊かさを信じることに戸惑いを感じる人は少なくありません。
 そんな現象の理解と価値観の転換期において、都市生活の豊かさとは何か、日常の感性やデザインは社会とどうかかわり、どのような独自性を持ちうるのかを再検証します。特に今回は、90年前の関東大震災後に消費社会が進展し生活や都市が変容するさまを検証した今和次郎のモデルノロジオを手掛かりに、第一部では3人の話者がそれぞれの視点から語ります。そして第二部ではその講演をもとにして、会場の参加者との対談をおこないます。

第1部 研究報告
パネラー①成實弘至(京都女子大学家政学部教授)
    「スローファッションという可能性」
パネラー②黒石いずみ(青山学院大学総合文化政策学部教授)
    「いごこちのデザイン」
パネラー③真壁智治(プロジェクトプランナー) 
    「かわいい論」

第2部 パネルディスカッション
モデュレータ:黒石いずみ

第11回 シンポジウム

sympo11建築とデザインにおけるトランスカルチュラル・モダニズムの創造

日 時:2013年7月13日(土)14:00-17:00
会 場:早稲田大学国際会議場/第一会議室
主 催:早稲田大学国際教養学部、デザイン史学研究会
参加費:入場無料、予約不要
 
 
 
プログラム:
第1部:基調講演
「モダニズム建築におけるヨーロッパと日本の先陣争い」
藤森照信(工学院大学教授・東京大学名誉教授)

第2部:パネルディスカッション
「国際様式への過程-土浦亀城の住宅作品とノイトラとの書簡」
田中厚子(アクセス住環境研究所、東京電機大学ほか非常勤講師)

「川喜田煉七郎の劇場計画案における欧米前衛舞台の受容と展開」
梅宮弘光( 神戸大学教授)

「国境を越えたデザイナー ― 山脇巌と道子の日本モダニズム」
ヘレナ・チャプコヴァー (早稲田大学・助教)

「ものづくりのモダニズム ― 家具産業とグローバルネットワーク 」
サラ・ティズリー(英国王室美術学院(Royal College of Art大 学院大学)人文研究科 准教授)

ディスカッサント
田所 辰之助(日本大学・准教授)
全体司会進行:ヘレナ・チャプコヴァー(早稲田大学)

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