第三回デザイン史教育に関する勉強会開催のお知らせ

昨年から野見山さんに企画いただき進めているデザイン史教育に関する勉強会第3回目は、V&Aの菊池先生とその同僚の方に講演いただきます。
2部制とし、後半はデザイン史を志す学生さん向けのV&A/RCA留学説明会となります。
今回は非会員も参加可能ですので、皆様もお誘い合わせの上、ご参加いただければ幸甚です。

日程:3月6日(水)17:00-19:00
1部:英国におけるデザイン史教育の現状について(講師:Sarah Cheang先生、菊池裕子先生)
17:00-18:00
2部:V&A/RCAコース説明会
18:00-19:00
開催場所:オンライン(Zoom)

お申込みはこちら
forms.gle/s27UadCUqB9egmqu6

51st Research Workshop

デザイン史学研究会の皆様
第51回研究発表会を下記日程、Zoomミーティングにてオンライン開催致します。

デザイン史教育に関する勉強会スタートアップ企画を実施いたします。
ラウンドテーブル会議形式で、新規勉強会に関する提案とディスカッションをおこないます。
教務経験の有無に関わらず、デザイン史教育に関心がある、今後デザイン史教育に携わってみたいという方は、是非ご参加ください。

◎日時:2023年5月20日(土)13時~15時(Zoom開催)
◎会場:オンライン開催(Zoom)
◎アクセス:会員の皆様へニュースレターにてお知らせいたします

51th Research Workshop

● 第51回デザイン史学研究会オンライン開催と発表者募集のお知らせ

デザイン史学研究会の皆様

第51回研究発表会をオンライン形式で下記日程で、開催致します。
つきましては、口頭発表を募集いたします。発表をご希望の方はぜひご応募ください。
なお今回は、デザイン史教育に関する勉強会のラウンドテーブルをおこなう予定です。

◎日時:2023年5月20日(土)13時~(オンライン)

発表を希望される方は下記要項をご参照ください。
●氏名(日・英)
●タイトル(日・英)
●レジュメ日本語200-300字、英文100 words 程度:(日・英訳は無くても可。可能であれば提出してください。)
を事務局( designhistoryworkshopjapan@hotmail.com )までお知らせください。

Zoomのリンクと発表内容につきましては、後日改めてご案内させていただきます。

皆様ふるってご応募、ご参加ください。
よろしくお願い致します。

50th Research Workshop

デザイン史学研究会の皆様
第50回研究発表会を下記日程、Zoomミーティングにてオンライン開催致します。

◎日時:2023年3月25日(土) 14:00-
◎会場:オンライン開催(Zoom)
◎アクセス:会員の皆様へニュースレターにてお知らせいたします

【研究発表 Presentation1】
押野 みのり/Oshino Minori

【発表題目 Title】
近現代のいけ花の位置付け̶「美術」を中心とした構造における周縁化
The Positioning of Modern and Contemporary Ikebana: Peripheralization in
a Structure
Centered on “Art”

【概要 Abstract】
本研究の目的は、いけ花の切り口から美術領域の階級や周縁化の問題に取り組むことである。
明治期において、西洋「美術」概念が輸入されると、日本の諸芸術は絵画や彫刻を頂点とする「美術」制度に組み込まれた。
これにより、いけ花は「美術」から疎外された一方で「遊芸」を格下のものとするなど、「美術」を中心とする構造の中で複雑に位置付けられることとなった。
さらには、いけ花領域内にも階級性があり、女性よりも男性の方が優れた作品を作るとする言説が繰り返されてきた。
以上を踏まえ、(1)「美術」制度の形成、(2)作り手のジェンダーの2つの観点から、近現代のいけ花に関する言説を分析し、いけ花の周縁化について考察する。

【研究発表 Presentation 2】
安野花菜 / Yasuno Kana

【発表題目 Title】
和製マジョリカタイルの受容と変容 -近代日本と日本植民地期の台湾を比較として-
The Reception and Transformation of Japanese Majolica Tile-A Comparison
of Modern Japan and Japanese Colonial Taiwan-

【概要 Abstract】
 和製マジョリカタイルは、大正から昭和10年代を中心に日本で製造された多彩色タイルである。
 本研究は和製マジョリカタイルが台湾に比べ日本であまり現存していないに着目し、
(1)和製マジョリカタイル及び同時期のタイルと「近代」との結びつきや動向についてまとめる。(2)日本国内外のタイルの流通量の違いや台湾との消費のされ方の違いについて分析し、同時代の建築思想から検討する。という研究目的を2点を設定した。さらに、和製マジョリカタイル研究の知見を広げることを最終目的としている。
 本研究は近代日本と日本植民地期の台湾の2地域を対象とした横断的な視点から、和製マジョリカタイルと近代の結びつきについて検討している。

第50回研究発表会の開催と発表者募集のお知らせ

● 第50回デザイン史学研究会オンライン開催と発表者募集のお知らせ

デザイン史学研究会の皆様

第50回研究発表会をオンライン形式で下記日程で、開催致します。
つきましては、口頭発表を募集いたします。発表をご希望の方はぜひご応募ください。

◎日時:2023年3月25日(土) 14:00-

発表を希望される方は下記要項をご参照ください。
●氏名(日・英)
●タイトル(日・英)
●レジュメ日本語200-300字、英文100 words 程度:(日・英訳は無くても可。可能
であれば提出してください。)を事務局までお知らせください。
皆様ふるってご応募、ご参加ください。
よろしくお願い致します。

49th Research Workshop

●第49回デザイン史学研究会ハイブリッド開催のお知らせ

デザイン史学研究会の皆様

第49回研究発表会を下記日程で、ハイブリッド開催致します。

◎日時:2022年11月19日(土) 14:00-16:30
◎会場:津田塾大学小平キャンパスの7号館7308
◎アクセス:https://www.tsuda.ac.jp/access.html
◎住所:〒187-8577 東京都小平市津田町2-1-1
 (最寄駅:J西武国分寺線 鷹の台駅下車、徒歩約8分。
      JR武蔵野線 新小平駅下車、徒歩約18分。)

※当日、会場にいらっしゃる予定の方は下記のフォームから事前申込が必要となります。
11月17日(木)までにお申込をお願い致します。
会場定員は最大30名とさせていただきます(先着順)
(オンラインで参加予定の方はお申込不要となります。)

【研究発表 Presentation1】
シェイク愛仁香 

【発表題目 Title】
エセル・メレとオリエンタルモダン

【概要 Abstract】
エセル・メレは、20世紀イギリスにおいて、女性で初めて英国王室芸術協会の称号を授与した、機織り職人・染色家である。彼女は、アーツアンドクラフツ運動の影響を受け、工業化に対して手仕事に重きを置くが、同時にバウハウスの傾向を持っていた。また、元夫のアーナンダ・ケンティッシュ・クーマラスワーミと訪れた、インドやスリランカでの経験は、彼女の作品や工房ゴスペルズと深く関わる。発表では、彼女によるオリエンタルでモダンなデザインと思想を考察する。

皆様ふるってご応募、ご参加ください。

48th Research Workshop

●第48回研究発表会のおしらせ

デザイン史学研究会の皆様
第48回研究発表会を下記日程で、開催致します。

◎日時:2022年5月21日(土) 14:00-16:30
◎会場:津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス 3階SA313
◎アクセス:www.tsuda.ac.jp/access.html
◎住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
 (最寄駅:JR総武線・中央線 千駄ケ谷駅)
※当日はハイブリッド開催を予定しております。

※当日、会場にいらっしゃる予定の方は下記のフォームから事前申込が必要となります。
5月15日(日)までにお申込をお願い致します。
会場定員は最大30名とさせていただきます(先着順)
(オンラインで参加予定の方はお申込不要となります。)

【参加申込フォーム】
forms.gle/fF9tXp1HnXmjL1tR7

【研究発表1 Presentation1】
新留璃子 Niidome Riko

【発表題目 Title】
「恩物」を通して見る20世紀前半の芸術表現 ―日本におけるフレーベル思想の
受容と文化への影響を中心としてー

【概要 Abstract】
19世紀のドイツの教育者フリードリヒ・フレーベルは、子どもの創造的活動を支援する
ために球や積木などの幾何学的な形状の遊具「恩物(独:Gabe,英:Gift)」を生み出した。フレ
ーベルは幼児教育の基礎を築いた点で大きな功績を残したが、その思想が芸術家たちの表
現にどのような影響を与えたか考慮されることは少ない。本発表は、フレーベルの教育思
想と恩物が20世紀前半の日本の文化・芸術に与えた影響について検討する。20世紀前半の
美術と教育の動向を交差的に見つめ直し、特に恩地孝四郎の版画表現や『赤い鳥』『コド
モノクニ』といった児童雑誌の発展に寄与したフレーベルの影響力を考察する。

【研究発表2 Presentation2】
滝野澤風花 Fuka Takinosawa

【発表題目 Title】
工芸分野における鑑賞・評価軸の構築-オールオーヴァー概念を用いた工芸領域の拡大-
Building criteria for evaluation of contemporary crafts: expanding the field
of “craft” by applying the idea of “all-over”

【概要 Abstract】
これまで現代工芸論は、明治期に形成された工芸の定義が現代に持ち越され今もなお曖昧
な状態であることに焦点を当ててきた。本研究は工芸領域と他領域(絵画領域)を横断的に
概観し、これまで無関係だと考えられてきた要素と工芸の結びつきを軸に、多様化した現代
の工芸に合わせてその領域を拡大していくことを提案するものである。本発表ではその探
求の方法論として絵画領域で用いられてきた概念である「オールオーヴァー」を工芸分野に
適用させる試みとこれまでの成果、今後の展望について発表する。

オンラインでの開催となりますので、一部のみのご参加も歓迎しております。
皆様ふるってご応募、ご参加ください。

47th Research Workshop (Online)

デザイン史学研究会の皆様
第47回研究発表会を下記日程、Zoomミーティングにてオンライン開催致します。

◎日時:2021年3月5日(土) 15:00-17:00
◎会場:オンライン開催(Zoom)
◎アクセス:会員の皆様へニュースレターにてお知らせいたします

研究発表1 Presentation1
野間 恵佳 Noma Ayaka

発表題目 Title
現代中国アニメーションにおけるオリエンタルな表象:アメリカナイズされる中国アニメ
ーション
Oriental Representations in Contemporary Chinese Animation: Chinese Animation being
Americanized

【概要】
改革開放後の中国において、日本やアメリカのアニメーションが数多く輸入され、両国のアニメ番組が人気を博した。2000年代以降は国内アニメーション産業に注力したことか
ら大きく発展し、現在の米中共同製作につながっている。
本発表では現代中国アニメーションに注目し、米中の3DCGアニメーションを中心に米中共同製作におけるレプリゼンテーションの現状と現代中国アニメーションの抱えるオリ
エンタリズム的な表象について考察を行う。加えて、アメリカ的な製作工程を輸入したことによるイメージの固定化、さらにそれが強調されることによって一種の様式が出現して
いる状況について分析し、米中のアニメーション作品の関係性を浮き彫りにする。

研究発表2 Presentation2
森 麗華   Mori Reika

発表題目 Title
19世紀末ウィーンにおける反ユダヤ主義と退廃芸術論
Anti-Semitism and Degenerate Art Theory in Fin-de-siècle Vienna

概要 Abstract
19世紀末ウィーンにおけるモダン・アート批判は、保守主義者による反ユダヤ主義思想と
いう政治的様相を帯びていたと説明されるのが通例である。マックス・ノルダウにより
1898年に著された『退廃論』、カール・クラウスの評論雑誌『Die Fackel(炬火)』のクリ
ムトのウィーン大学講堂画批判を中心に、当時の反ユダヤ主義思想と世紀末諸運動の持つ
「頽廃性」がどのように結びつけられていたかを概観する。1900年前後での退廃芸術論を
整理し、のちのナチス・ドイツによる「退廃性」の恣意的な誤読・誤用の可能性について
提示する。

オンラインでの開催となりますので、一部のみのご参加も歓迎しております。
皆様ふるってご応募、ご参加ください。

46th Research Workshop (Online)

46th Research Workshop (Online)
Date: 27 November 2021 at 15.00-17.00 (Members Only)
If you want to join this research workshop, please ask DHWJ.

[Presentation ]

Yukiko TEJIMA
Title: Representation of Working Women: Focusing on Colors and Clothing Items in the US Magazine Charm in the 1950s

45th Research Workshop (Online)

45th Research Workshop (Online)
Date: 17 July 2021 at 15.00-17.00 (Members Only)
If you want to join this research workshop, please ask DHWJ.

[Presentation 1]

Akira Azuma
Title: The Referential Use of Frank Lloyd Wright’s Mayan Revival Architecture in Blade Runner (1982)
Abstract: Although set in the future, Ridley Scott’s 1982 film Blade Runner is noted for the use of various past styles for its cinematic elements such as plot, costumes and props (most notably the photos “Replicants” carry), and their sources have been discovered by scholars. When it comes to the film’s set, however, these scholars have stopped at just pointing out that past architectural styles are used, and fell short of identifying exactly what past architectural styles are used. This presentation reveals that the most prominent of the past architectural styles used for the film’s set (and models) is Mayan Revival, especially as practiced by Frank Lloyd Wright during his California days, and investigates why this particular style is used extensively in the film.

[Presentation 2]
Kahlua Tsunoda
Title: The Photographic Expression of the Futurist Theorist A. G. Bragaria: Rethinking Photodynamism through Dante’s “Divine Art”
Abstract: Anton Giulio Bragaglia, an Italian futurist artist, invented a new experimental photography called photodynamism (1911-1914) in order to reshape the photographic art of his time. Since these images closely resembled the scientific photography of the same age, Bragaglia sought to justify his works as artistic expressions. This study focuses on his mention of Dante Alighieri’s “Divine Art” in his discussion of art theory in the book Futurist Photodynamism and proposes that Bragaglia intended that his photographic experiment should portray the invisible internal movement of the mind through the visible external movement of the body. This study thus shows that Bragaglia may have intended to support the artistic legitimacy of photodynamism in an unconventional way by presenting this humanistic view.